内田樹の言葉。
「いかなる根拠もなしに人を傷つけ損なうもの」の対極には、「いかなる根拠もなしに人を癒し、慰めるもの」が屹立しなければ、私たちの世界は均衡を失うだろう。
僕が
暴力とエロスに関心が行くのは、
笑いと女に関心が行くのは、
売春的なものに関心が行くのは、
そういうことなのかもしれない。
意味に憑かれた僕が
無意味で不条理な暴力性を強く感じるこの世界で
なんとか立っていられるように、
バランスを保っていられるように、
無意味に分け隔てなく癒し慰めるものに、救いを求めているということなのか。