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sabion’s diary

自分を知るためのブログです。

映画セブンの見解

スタイリッシュな変態映画である。

 

猟奇殺人を繰り返す犯人を追う残酷な内容の映画だが、映像センスとブラピのカッコよさとモーガン・フリーマンの渋さで繰り返し観るに堪える作品となっている。

 

私たちは何故こんなにも殺人の物語が好きなのだろう?この手の映画やドラマは毎年毎年作り続けられている。

殺人や死を覆い隠されている社会に私たちは生きている。なぜ覆い隠すのか理由はわからないが、街で動物の死体を見ると目を覆う。だが虚構の殺人や死には驚くほど惹かれている。

 

私たちの社会は衣食住に困ることがない人間が大半を占めている。人間は衣食住を満たされると退屈を感じるようになる。

 普段私たちがやっていることはその退屈を紛らわす行為である。乱暴にいうとこういうことである。人間は退屈に耐えられないから労働したり、恋愛したり、学んだり、遊んだりする。

この退屈を有効に紛らわす最たるものが死に直面することだと私は考える。人間は己の死を目の前にして退屈とは感じられない。だから死に直面する状況に持ち込めば退屈を感じることはないが、文字通りその状況は死んでしまうかもしれない状況である。みんな死にたくはない。そこで自分の身体の安全が確保された状況での、擬似体験としての死への直面を求めるのだ。

 これが、私たちが殺人を扱ったドラマや映画などの物語を求め続ける構造なのだと思う。

 

この作品自体は好きな映画ベスト10には入らない。ただ、ラストのブラピと犯人のやりとりの場面は、心揺さぶる映画ベストシーン10に入るぐらい良い。

 

 物語ラスト近、ブラピが「実は···」とつぶやきかけて自制するシーンがあるんだけど何を言いたかったのかずっと気になってる。誰か整合性のある答えを教えてほしい。

「実は···他に好きな女がいるんだ」??かな?