sabion’s diary

自分を知るためのブログです。

寄生獣 3話

3話冒頭の寄生獣が4人の人間を殺すシーンの頭部の変形も目新しさと魅力さがある。

 

ミギーの可愛さは漫画成功の大きなひとつだ。主人公と身体の一部のキャラとのコンビといえば、鬼太郎と目玉おやじが思い出される。鬼太郎の場合は、普通に父と子の関係性である(目玉おやじは力がなく去勢的であり、母的な役割も兼任している)。

寄生獣の場合は、突然一緒に暮らすこととなった他者である(身体が同じ一つなので家族的である)この設定は個人的に興味ある。僕にもしこの先家族ができるのならば、このような「突然偶然的な他者」がいい。

ということはどういうことだ?

行きずりの女とセックスをして妊娠というシチュエーションか?

しかしミギーは性的対象ではない。そこが決定的に違っている。

ミギーは妻より、つまり家族より、仕事仲間の方が近いか?

 

 

なるほどミギーは家族の問題と関わっている。

家族とは意見や価値観の一致など必要条件としない。身体の共有、生命の共有こそが家族の条件である。

となると僕の家族とは?

 

3話では、昔から幾度となく物語のテーマとされる「人間が一番悪魔的である」という命題が明示される。まずは、人間は無数の生物を殺し摂取する、という表現で。デビルマン的な大きな物語を期待させ、ワクワクしてくる。