sabion’s diary

自分を知るためのブログです。

人間らしく生きるために人間をやめる。の馬鹿らしさ。

長生きしたいがために、人生のほとんどを健康維持管理のために使う生き方とは、いったいぜんたいなんのためなのか?
という問い。
60年後に神が降臨するのか?死に別れた恋人が復活するのか?

正しさに固執する人間は、いったいなんのために正しいことをするのかについて常に考えた方がいい。
思考を停止して、正しさに絶対的特権を与えた人間は、最終的には
「正しさのために死んでもいい」
となる。別にそれでいいならいいですけど。

しかし「人間らしく生きるために死にます」という言葉の矛盾は明らかである。

酉年(とりどし)の元日、手塚治虫火の鳥のセリフを書いておこうと思う。

「虫たちは自然が決めた一生のあいだに····ちゃんと育ち、たべ、恋をし、卵を産んで満足して死んでいくのよ。人間は虫よりも魚よりも犬や猫や猿よりも長生きだわ。その一生のあいだに·····生きている喜びを見つけられればそれが幸福じゃないの?」